昨日は、義実家の庭で元気に育っているびわの木を切った。
びわの実がたくさん成っているのに誰も食べないし、鳥の餌になっているだけで、熟しきった実は風がふくと落ちて腐り種がこぼれ、またそこから新たな芽が出たりするので、思い切って、幹の途中からぶっつりと切り落とした。さっぱりした。もともとは鉢植えだったらしいのだけど、放置し過ぎて太く頑丈な根っこが鉢を突き破り地面にまで伸ばしていてとてもやっかい。
びわは、病人のうめき声を聞いて育つ、と聞いたことがある。ただの都市伝説的なものなんだろうが、この育ちっぷりを見れば、そう言われるようになった理由がわかる気がした。一粒の種だったものが、ぐんぐんと幹を伸ばし、上述のように、とても太い根っこで根付く(寝付く)。葉は大きく日を遮り、薄暗い。風通しも悪い。こんな状況で、例えば風邪で寝込んでいる部屋の窓の外にびわがあったとしたら、陰気で仕方ないもの。夏日を遮ってくれるかもしれないし、鎮痛効果があると言われる葉は何かと役に立つのかもしれないが、嫁いでからこっち、びわの葉を鎮痛に使ったのを一度も見聞きしたことがない(笑)ていうことは、そんなに必要ではないということだ。
ついでに、何故か切り落とされた状態のアロエも山積みになっているので、あれも少しずつ捨てたい。
義実家の庭仕事はまだまだあって、カリンの木の枝も伸び放題だから落としたい。木香薔薇(たぶん)の枝も柵を突き抜けてたりもするし、雑草の花も多く咲いているからこれも抜いてしまいたい。