『幻影師アイゼンハイム』
家具職人の息子エドゥアルドと公爵令嬢ソフィは幼い頃、身分の隔たりを越えて恋に落ちた。だが、大人たちによって引き離され、少年エドゥアルドは村を去った。遠く東洋まで旅をしたエドゥアルドは、以前から熱中していた奇術の技を磨き、成人後は大人気の幻影師アイゼンハイムとして知られるようになった。ウィーンでの公演中、ソフィと再会するアイゼンハイム。オーストリア皇太子レオポルドと婚約間近とされているソフィだが、過去に女友達への暴行と殺害の疑いがあり、父である皇帝の追い落としを謀るような傲慢で残忍な皇太子を嫌っていた。密かに逢瀬を重ね、互いの変わらぬ愛を確かめ合い、駆け落ちを計画するアイゼンハイムとソフィ。だが、ソフィから婚約しないことを告げられた皇太子は、剣を手にソフィの後を追った。翌日、遺体となって発見されるソフィ。犯人が逮捕されても、町中が皇太子の仕業だと噂する。そんな中、アイゼンハイムは幽霊を呼び出す新作公演を始めた。皇太子からアイゼンハイムの監視と、追い詰めることを命じられたウール警部は、アイゼンハイムに好意を持つがゆえに事態を打開しようと奇術のトリックを探るうちに、徐々にソフィ殺害の真相に近づいて行ってしまうのだった。
テレビ録画しておいたものを観た。面白かった。
ただ、映像が暗めで明るい室内だと見辛かったから、やっぱり映画は暗い室内で観たほうが面白い。時代背景が古いし、ああいう暗めの色合いのほうが世界観を現せていいのかもしれないけど。
衣装や建物などは美しくてうっとり。セリフもおろそかにそっちばかりみてしまうから、やっぱりホリディで英語はベラッベラにならないとダメだなって再認識。
ラストはとても爽快!ポールさんの表情と、それまでのシーンが交互にうつりだされて、あの時のアレが!ああだから!って騙されてたことに気づく瞬間は気持ち良かった。どこから騙されてたのかな…(笑)
暴君にみえた皇太子も実は寂しかったし不安だったし誰かに認めて欲しかったんだなって思うとあの最期はちょっと切ない。
また放送があったら観てみたい。